「ローマの休日」日本公開70周年!オードリーヘップバーンはなぜ美人?性格や名言、生い立ち等から探ります

写真の出典元
「オードリー・ヘプバーン」
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』

オードリーヘップバーンは、その美貌だけでなく、慈悲深い性格や名言、そしてユニセフでの活動でも知られています。

なぜ人気があるのか、その理由は彼女の魅力的なファッションや愛用ブランド、そして人間味溢れるエピソードにあります。

一見完璧に見える彼女にも欠点はありましたが、それさえも彼女の魅力の一部となっています。

この記事では、オードリーヘップバーンの生い立ちや孫娘など家族についても触れながら、彼女が今も美人と称される理由を探ります。

 

4月に「ローマの休日」の「日曜洋画劇場」版を再現した「日本公開70周年 4Kレストア 日本語吹替版」の劇場上映が決定しました。詳しくは本記事の下部にリンクがあります。『ローマの休日』の日本公開は1954年でした。

 

記事内容

オードリーヘップバーン

  1. 人気女優としての地位を確立したきっかけと代表作
  2. 欠点とコンプレックスについて
  3. 美しさに関する名言と内面から溢れる魅力
  4. 性格、生い立ち、バレエのこと
  5. 結婚や孫娘など、家族のこと

目次はクリックしてご覧下さい。

オードリーヘップバーンが美人の評価を得た過程

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「オードリー・ヘプバーン」
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』

何した人?

オードリー・ヘップバーンは、第二次世界大戦中の苦難を乗り越え、トップ女優としての地位を築き上げた伝説的な女性です。

彼女は映画だけでなく、晩年はユニセフ親善大使としての活動でも知られ、その美しさと慈愛に満ちた人柄で、今も世界中から愛されています。

なぜ人気女優になったの?

オードリーヘップバーンの人気女優としての地位を確立したきっかけは、1953年公開の映画『ローマの休日』でした。キュートで気品ある笑顔が思い浮かぶ方もいらっしゃるでしょう。

 

引用元:X


この作品での彼女の演技は世界中の観客を魅了し、アカデミー賞主演女優賞を受賞することにより、彼女の名声は一気に高まりました。しかし、彼女の人気を決定づけたのは『ローマの休日』だけではありません。

その後も『麗しのサブリナ』(1954年)では、裕福な家族の運転手の娘サブリナ役を演じ、洗練された魅力と感動的な演技で観客を虜にしました。

『戦争と平和』(1956年)では、レオ・トルストイの同名小説を基にした大作で、ナターシャ・ロストワ役を熱演し、その美しさと演技力で高い評価を受けました。

『パリの恋人』(1957年)では、パリを舞台にしたロマンチックなラブストーリーで、彼女のフレッシュで魅力あふれる演技が光りました。

『ティファニーで朝食を』(1961年)では、トルーマン・カポーティの小説を映画化した作品で、ニューヨークの社交界を舞台にしたホリー・ゴライトリー役を演じ、ファッショナブルな衣装と独特の魅力で世界中の女性に影響を与えました。

 

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「オードリー・ヘプバーン」
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『マイ・フェア・レディ』(1964年)では、ジョージ・バーナード・ショーの戯曲「ピグマリオン」を基にしたミュージカル映画で、イライザ・ドゥーリトル役を演じ、歌とダンスを披露し、その多才な才能を証明しました。ただ歌の多くは吹き替えられています。

オードリーヘップバーンの人気は、彼女の外見の美しさだけでなく、彼女の内面から溢れる温かさや優雅さにも由来しているのでしょう。彼女の演じるキャラクターは、観客に感動や希望を与え、時代を超えて愛され続けています。

見た目の欠点は何ですか?

オードリーヘップバーン自身は、自分の見た目について様々なコンプレックスを抱いていました。彼女は自分が痩せすぎで、鼻がまっすぐではなく、足が大きすぎると感じていたと言われています。

「映画の仕事をするなんて思ってなかった、こんな顔だもの」とつぶやいたと言われています。けれど、これらの「欠点」こそが彼女の唯一無二の魅力を作り出していたとも言えるでしょう。

美しさについて言った綺麗な言葉、名言は?

オードリーヘップバーンは美しさについて多くの名言を残していますが、その中でも特に有名なのが、「美しい人は言葉もきれい」という言葉です。彼女は内面から溢れる美しさが本当の魅力であると考えており、その思いが多くの人々に共感を呼んでいます。

また、彼女は「歳を取ると、自分にはふたつの手があるってことが分かるはず。ひとつは自分を助けるため、もうひとつは他人を助けるため」とも述べています。美しさは外見だけでなく、他者への思いやりや奉仕の精神にも関わるものであるという考えが伝わってきます。

これらの名言は、オードリーヘップバーンが内面の美しさを大切にしていたことを物語っています。

性格や生い立ち、バレエ

オードリーヘップバーンの性格は、慈悲深く、思いやりがあり、ユーモアに溢れるものでした。

彼女の生い立ちは決して平穏なものではなく、第二次世界大戦中のオランダでの困難な戦争体験は、彼女の人生観と性格に大きな影響を与えました。

幼い頃に父が家族を捨て家を出てからは、母と共にナチスの占領下で生活する中で、食糧不足や病気などあらゆる苦難に直面しながらも、彼女は人々を助けることの大切さを学びました。

後に「アンネの日記」、「遠すぎた橋」への出演を断ったのは、自分の経験と重なるとし、「私はアンネ・フランクを演じようとは思わない。あの戦争の恐怖の中へ自分を押し戻すことはできない」と語っています。

 

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また、オードリーヘップバーンは幼少期からバレエに情熱を注ぎ、プロのバレリーナを目指していました。しかし、戦争の影響で栄養失調になって成長期に体が作れなかったことや、戦禍を生き延びる中で年齢を重ねたことなどから、バレリーナとしてのキャリアを諦めざるを得なくなりました。

その後、彼女は演劇の世界に興味を持ち始め、女優としての才能を開花させました。

彼女の父や母をはじめとする家族のエピソードも、彼女の性格形成に影響を与えています。特に母との関係は複雑でありながらも深い絆で結ばれており、母から受けた愛情と教育が、オードリーヘップバーンの人間性を形成する上で重要な役割を果たしました。

オードリーヘップバーンの性格や生い立ちは、彼女がユニセフ親善大使として活動するきっかけとなり、世界中の子どもたちを支援するために尽力する姿勢に繋がっているといえるでしょう。彼女の生き方は、多くの人々に感銘を与え、今なお愛され続けている理由なのです。

結婚や孫娘

オードリーヘップバーンは二度の結婚を経験しました。彼女の最初の夫は、俳優のメル・ファーラーでした。二人は1954年に結婚し、息子のショーン・ヘプバーン・ファーラーをもうけました。しかし、彼女の映画キャリアとファーラーの嫉妬が原因で夫婦関係は徐々に悪化し、1968年に離婚しました。

その後、オードリーはイタリアの精神科医アンドレア・ドッティと1969年に再婚し、息子のルカ・ドッティをもうけました。この結婚は13年間続きましたが、1982年に離婚に至りました。

オードリーヘップバーンの孫娘であるエマ・ファーラーは、祖母の遺志を継ぎ、社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。彼女は特に、ユニセフや国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の大使として活動し、難民支援に力を入れています。

エマは、祖母オードリーのファッションセンスも受け継いでいると評されています。彼女はインタビューで、「私もタートルネックとブラックのパンツ。もちろんフラットな靴」と語っており、オードリーの影響を色濃く受けていることが伺えます。

エマ・ファーラーは、オードリー・ヘプバーンとメル・ファーラーの息子であるショーン・ヘプバーン・ファーラーとその配偶者の間に生まれた子どもです。つまり、エマはオードリー・ヘプバーンとメル・ファーラーの孫娘にあたります。

オードリーヘップバーンの結婚生活や家族のエピソードは、彼女の公私にわたる人生を知る上で重要な一面を示しています。そして、孫娘のエマが社会貢献活動に尽力していることは、オードリーの優しさと慈愛の精神が次世代にも受け継がれている証しかもしれません。

オードリーヘップバーンが美人と言われる本当の魅力

オードリー ヘップバーン・バラ・花

写真はオードリーヘップバーンという名のバラ

ファッションのエピソード

オードリーヘップバーンのファッションは、彼女の魅力的なルックスと同様に、時代を超えて多くの人々に愛されています。彼女のスタイルはシンプルでありながらもとてもエレガントです。そのどれもが今日でもファッションのお手本とされています。

『ローマの休日』では、オードリーは王女役を演じ、シンプルで上品なドレスやスカートを着用していました。彼女の清楚なスタイルは、多くの女性にとっての憧れの的となりました。

『麗しのサブリナ』では、パリから帰国したサブリナが着用するエレガントなドレスやスーツが話題となりました。

『パリの恋人』では、オードリーはファッションモデル役を演じ、様々なハイファッションが披露されました。

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『ティファニーで朝食を』では、オードリーのファッションが大きくクローズアップされました。特に有名なのが、映画のオープニングシーンで着用したリトル・ブラックドレスです。大きなサングラスやロンググローブ、真珠のネックレスなどのアクセサリーも、彼女のスタイルを際立たせてました。

『マイ・フェア・レディ』では、オードリーはイライザ・ドゥーリトル役を演じ、劇中で様々な華やかな衣装を着用しました。アスコット競馬場のシーンで着用した白いレースのドレスと帽子は、映画の中でも特に印象的なファッションの一つとして記憶されています。

オードリーヘップバーンのファッションは、彼女の美しさと個性を引き立てると同時に、時代を超えたエレガンスを体現しています。彼女のスタイルは、今なお多くのファッショニスタにとっての憧れであり続けています。

愛用しているブランドは?

オードリーヘップバーンが愛用していたブランドといえば、ユベール・ド・ジバンシィが代表的です。

彼女とジバンシィの関係は単なるデザイナーと顧客を超え、深い友情に基づいたパートナーシップでした。ジバンシィは、彼女のために多くの映画の衣装やプライベートな装いをデザインし、彼女の魅力を最大限に引き出しました。

また、彼女はサルヴァトーレ・フェラガモの靴や、ラルフ・ローレンのカジュアルウェアも愛用していました。

ユニセフの活動

オードリーヘップバーンは、その美しい容姿だけでなく、深い思いやりと人間愛で知られています。

彼女は1988年にユニセフ親善大使に就任し、亡くなるまでの4年間、世界中の苦しむ子どもたちのために尽力しました。エチオピアやソマリアなど、食料危機に直面していた国々を訪れ、その現状を世界に伝えることで、多くの人々の心を動かしました。

オードリー自身が戦時中にユニセフの支援を受けて生き延びた経験があったため、彼女はこの活動に深い共感を寄せていました。

彼女のユニセフでの活動は、彼女の美しさが単なる外見ではなく、内面から湧き出るものであることを証明しており、彼女の人気をさらに高めることになりました。

晩年と死

オードリーヘップバーンの晩年は、家族と共に穏やかに過ごすことを望みながらも、ユニセフ親善大使として活動を続けました。

しかし、1993年1月20日、彼女は腸がんのためスイスの自宅で亡くなりました。彼女の葬儀は、多くの人々によって哀悼の意が表される中、静かに執り行われました。

オードリーヘップバーンの遺産は、彼女の映画やファッション、そして彼女の慈悲深い心によって今も世界中で愛され続けています。

【まとめ】美人と称されるオードリーヘップバーンについて

オードリーヘップバーンは第二次世界大戦中の苦難を乗り越えた伝説的な女性
トップ女優としての地位を築き上げ、ユニセフ親善大使としても活躍
1953年公開の映画『ローマの休日』でアカデミー賞主演女優賞を受賞
『麗しのサブリナ』や『ティファニーで朝食を』など数々のヒット作に出演
美貌と演技力で世界中のファンを魅了
内面から溢れる温かさや優雅さが人気の理由
痩せすぎや鼻の形、足の大きさなど自身の見た目にコンプレックスを抱いていた
「美しい人は言葉もきれい」という名言で知られる
戦争体験や家族との関係が慈愛に満ちた性格形成に影響した
バレリーナを目指していたが戦争の影響で断念
二度の結婚を経験し、二人の息子を持つ
孫娘のエマ・ファーラーは社会貢献活動に積極的
ファッションアイコンとしても有名で、ユベール・ド・ジバンシィとの関係が知られる
ユニセフ親善大使として世界中の子どもたちを支援した
1993年に腸がんのため亡くなり、その遺産は今も世界中で愛され続けている

 

オードリーヘップバーンの美しさは、彼女の外見だけでなく、その内面にも宿っていました。

彼女の慈愛に満ちた人柄、ユニセフ親善大使としての献身的な活動、そして時代を超えて愛され続けるファッションセンスは、彼女がただの美人ではなく、真の美の象徴であることを証明しているかのようです。

オードリーヘップバーンは、その生涯を通じて、美しさとは、外見だけではなく、心の中にもあることを私たちに教えてくれています。

 


お知らせ!

「ローマの休日」が、4月に劇場での限定上映が決定しました。

「日曜洋画劇場」版を再現『ローマの休日 日本公開70周年 4Kレストア 日本語吹替版』上映決定!

2023年夏に公開された『ローマの休日 4Kレストア版』(23)<字幕版>の好評を受け、今回新たに<吹替版>での上映が決定した。今回の吹替版音声は、1979年にテレビ初放送された「日曜洋画劇場」の音声を使用したもの。本作で、ヘプバーン演じたアン王女の声を務めるのは、「銀河鉄道999」メーテル役などで知られる池田昌子。そしてジョー(グレゴリー・ペック)の声を城達也、理容師マリオの声を広川太一郎が担当する。

また、放送時にカットされた約20分の吹替欠落部分を1994年制作のソフト版音声で補完して上映するとのこと。「日曜洋画劇場」版音声はこれまでパッケージソフトや配信でも使用されていない貴重な音源となっている。さらに、本編の前後には<字幕版>と同様、映画評論家、故、淀川長治氏による後説、前説あわせて約3分の解説映像が上映される。

今回解禁された予告映像のナレーションは、池田が新たに2023年に収録したもの。池田は本作の公開に対して「『ローマの休日』が帰ってくる!ヘプバーンの吹き替えをしながら気持ちが高ぶっていたことを思い出しています」とコメント。また、吹替愛好家、漫画家のとり・みきからのコメントも今回到着。とりは「『ローマの休日』はオリジナルも名作中の名作だが、テレビの『洋画劇場』をベースに開始、発展してきた日本の吹替映画にあっても重要なタイトルであり、また人気作である」と今回の吹替版に関しても語っている。さらに「数あるフィックス声優の中でもとくに多くの支持を集めた城達也のグレゴリー・ペックと池田昌子のオードリー・ヘプバーン、はたまたテレビ吹替の自由さを代表する広川太一郎の理髪師マリオをスクリーンで再見できようとは!」と貴重な機会であることに喜びをコメントした。

「日曜洋画劇場」版の吹替音声はスクリーンでどのように蘇るのだろうか?貴重な機会にぜひ本作を劇場で楽しんでほしい。

引用元:Yahoo!ニュース「日曜洋画劇場」版を再現『ローマの休日 日本公開70周年 4Kレストア 日本語吹替版』上映決定!

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