今日のお話は、楽しい空想力をかきたてる村山籌子(むらやまかずこ)の作品です。 親子で話がはずむことうけあいです。 「すると、おやかんが、こんな歌をうたひ初めました(原文ノママ)」 さてどんな歌なのでしょうか。 【朗読/児童文学/童話】は、読み聞かせの代わりとして、活用していただけたら嬉しいです。 ここでは、ばあばの私が、昔取った杵柄で、動画でお伝えしています。
- 話し手について
- 山辺千賀子(やまべちかこ)ナレーターの恩師は故勝田久先生(鉄腕アトムのお茶の水博士)、故寺島幹夫先生(ガッチャマンのベルクカッツェ)ローカルテレビ局ニュースキャスター、ローカルラジオ番組ナレーター。政治、文化、芸能関係者らとの対談や、パネルディスカッションのコーディネーターなど。
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【お話の内容】親子できっと話がはずむ
皆さんは子供の頃、あらゆるものに「魂」が宿っているような感覚だったことはありませんか。
たとえばお皿が一枚あったとして「一枚じゃ寂しそうだから、お茶碗ちゃんもそばにおいておいてあげよう」とか。 クレヨンの他の色は残っているのに白だけが減っていくと「白ちゃんが消えてしまったら可愛そうだからしばらく使わないで大事にしてあげよう」とか。 あらゆるものを擬人化してしまうようなことはありませんでしたか。
このお話も、鍋、やかん、フライパンが、おしゃべりしたり、歌ったりけんかしたり。 よう子ちゃんの目と耳を通して描かれています。
作者について
作者についてご紹介しましょう。
村山 籌子(むらやま かずこ) 1903年(明治36年)11月7日 – 1946年(昭和21年)8月4日。日本の児童文学作家。動物や野菜などを主人公とした、ユーモアとウイットにあふれる童話を多数執筆した。 引用 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
瀬戸内海を臨む高松の、裕福な商家のお生まれです。 生まれ年の明治36年は、日本に初めてバナナが輸入され、初めて東京に路面電車が走った年だそうですから、作者は、西洋文化をどんどんとりいれたハイカラな時代と共に生き、大戦の終わりを見届けてこの世を旅立たれたといえるでしょう。
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