昔、仕事仲間が、
ニヤニヤしながら私に言いました。
「創意工夫するのは、
だいたい怠け者。
いかにして『ラク』するか、
といつも考えているから。
働き者の人は、
創意工夫など、しなくいていい。
必要ないから」
おそらく友人は
私のことを、怠け者の同類だと思って
そう言ったのだと思います。
皆さまはいかがでしょうか。
この記事はこんな方にも
- 怠け者、ズボラ―を自負する方
- 働き者の人にはかなわないと思っている
- 「しなくていもいいこと」を見つけるコツが知りたい
- 怠け者仲間をみつけたい
目次からお好きなところをクリックしてご覧いただけます。
いかにして「ラク」するか
いかにして『ラク』するか、
そう、それは怠け者にとって
人生の大きなテーマです。
これはまぎれもなく長所でしょう。
必要は発明の母?
ふふふ、そうに決まってます。
怠け者が長所を生かせば
「創意工夫」となるのです。
創意工夫精神を発動させる
本来ズボラ―である私が、なぜか
「しなくてはいけないこと」
がありすぎる人生に
見舞われてきました。
- 私の忙しすぎた人生については、こちらをクリックしてください。
- 私がシングルマザーだった頃、当時、小学生だった息子と二人で、実家の近くにアパートを借りて暮らしていたことがあります。
実家は四人の、ハンデを持つ高齢者でした。
早くに認知症になってしまった母と、手術を繰り返し身障者となっていく父。
生まれつき足が不自由だった父の妹。明治生まれの気丈な祖母も、歳を重ねて車椅子から寝たきりとなっていきました。
こんな状況ですから、緊急事態発生し放題の毎日。私は時間に融通のきく自営で生計を立てていました。ですから家にいても、日々の暮らしのために常に仕事をしている状態だったのです。
このあたりのことは、またの機会に。どうぞ末永くお付き合いください。
性分が怠け者なのに、
それが許されずに生きてきた分、
シニアの今、
怠け者の度合いが
加速度をつけて増しています。
「働き者」さんとはどんな人か
怠け者の私から見ると、
「働き者」さんはこう見えます。
「働き者」さんは、片づけや掃除を欠かさず、そこには達成感や満足感がある。
「働き者」さんは、使うたびにいつもの所に戻したい、しまいたい、飾りたい。だから使う場所に出しっぱなし、置きっぱなしにする事を好まない。
「働き者」さんは、働くことが苦にならないので、家事や仕事のルーチン化とかスリム化と言われても特に魅力を感じない。
「働き者」さんは、人に頼むほうが面倒くさい。自分でするほうが性に合う。
「働き者」さんは、したいこと、したほうがいいこと、すべきことをしているだけ。それが人より多いが、しなくていいことなど、していない。
実は、私の母が「働き者」さんでした。
本当に毎日毎日、淡々と働いていました。
ただ私が三十路を迎えたころには
母が認知症を発症したので
「働き者」の母に支えられていた
私の人生は
早々に終わりを告げ、
怠け者なのに
働きづめで、
生きてきてしまいました。
「働き者」さんから学んだこと
「働き者」さんから学んだ
一番の教訓は、
ということです。
「働き者」さんの母が
一日中働いている様子は
目の当たりにして成長してきました。
…ろくに手伝いもせず
眺めていたのでしょうね。
「それって、
こんなに手間かかってるんだ、
めんどくさ」
と思うことのなんと多かった事でしょう。
ところが母が早々に認知症となり
ずぼらな私が
自分でするしかなくなってしまった。
それからというもの
検証実験を
さんざん重ねることとなりました。
「めんどくさ」を放置する検証実験
あんなことやこんなことを
「めんどくさ」で放置すると
どうなるのか
仮説としては
別に困らないんでない?
とか
ま、そのうちやればいいんじゃな~い?
とか
ヤル気になったらやれるかも?
など、検証しましたが、
結論としては
という事を繰り返し経験しました。
「これとあれは
こまめにしておかないと
もっと手間がかかる」
ということは
学びつくしたように思います。
つまり
これを骨の髄まで学んだわけです。
世の中に存在する以上、逆に
と決意も深まりました。
これで私のライフスタイルが
形作られていったのだと思います。
もうすこし素敵に表現すると
となります。
怠け者が快適に生きていくためには
最近しなくてもいい事が増えてきた
私の場合、特に最近、
「しなくてもいいこと」が
増えてきたように思います。
体力気力も関係しているでしょう。
つ・と・め・て!
しなくてもいい事を増やしています。
では次に
どんな努力をしているのかを
ご紹介しますっ!
しなくてもいい事を増やすコツ
「それをしなかったら、何か困ることはあるか」
と自分に問うのです。
命と、信条の2点で点検します。
言い換えるとこうなります。
では続いて自問自答の例をご紹介しましょう。
「命:肉体的健康」のために、それはすべきことなのか
まずは、
「命:肉体的健康」のために行う
自問自答の例です。
ということで、朝食はやめました。
お腹空いてないのに、
食べる習慣だけがあると
わかったからです。
朝食べないと、
栄養が回らないなんてのは、
昔の考え。
今は、空腹時間を長くしたほうが
若返りに効くとすら
いわれてますものね。
夫は言いくるめて
いえいえ、
適切な説明を行ったのち
同意を得ました。
自分では、きっと買わない高そうな頂き物、やせたら着ようと思っている服、など、すぐに捨てられないものは、とりあえず「寝かす」という技も習得しました。
「信条:精神的健康」のために、それはすべきことなのか
もう一つの自問自答、
こちらは、心の内側に
問いかけることになります。
それで失うような人間関係は
そもそも欲っしてないとわかりました。
では例をもう一つ。
しなくてもいいことを見つけるためには
更に深く心に問う必要があることも
生じるでしょう。
こんな感じでしょうか。
我慢するのをやめたら困ることがあると
はっきりわかったのす。
後は多少の意地悪をされたところで
どうでもよくなります。
意地悪な人に我慢しているのではなく
自分が自分を好きでいるために
自分のための我慢だとわかったからです。
それにその人のために
けんかや仕返しをするなんて、
めんどくさいだけ。
そんなこと
怠け者がするわけが無いのです。
怠け者の長所を生かそう
人生は限られた時間。
シニアになってますます
限られてきたのですから
自分らしく
充実した時間を過ごすために、
したいことを
一つでも多くするために
怠け者だからこその
長所を活かすのが一番です。
だってゼッタイ働き者にはなれないと、
もう十分に分かっていますもん。
今日も、グータラだけど
それでも生きていくぞ!
と思っています。